(ブルームバーグ):韓国のSKハイニックスが進める米国株式市場への上場を巡り、米国預託証券(ADR)の公募に対する需要は募集の7倍超に達した。事情に詳しい関係者が明らかにした。公募価格は米東部時間9日に決定される予定だ。
関係者によると、今回公募されるADR1億7790万株に対し、世界のロングオンリー運用ファンド、テクノロジー分野に特化したファンド、政府系ファンド(SWF)、アジアに投資するグローバル投資家などから需要が集まったという。
米証券取引委員会(SEC)に提出された資料によると、ADR1株は普通株0.1株に相当する。8日のソウル市場終値である1株207万6000ウォン(約22万4300円)を基にブルームバーグが試算したところ、今回の米国での公募額は約245億ドル(約4兆円)となる。
同規模となれば、ブルームバーグ集計データによると、外国企業による米国での新規上場としては過去最大級となり、2014年にアリババ・グループ・ホールディングが実施した250億ドルの上場に次ぐ2番目の大型案件となる。
関係者によると、協議は現在も続いており、米上場の詳細は変更される可能性がある。SKハイニックスの広報担当者はコメントを控えた。
韓国市場に上場しているSKハイニックスのほか、米上場のマイクロン・テクノロジーなど競合各社の株価は、AIインフラ投資への過熱した期待がやや後退したとの見方から、ここ数日大きく下落している。SKハイニックス株は8日の韓国市場で5.7%下落し、6月下旬に付けた終値ベースの過去最高値から30%下落した。ただ、年初と比べると依然として約3倍となっている。
今回の公募における主幹事はバンク・オブ・アメリカ(BofA)、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースが務め、このほか9社が引受団に参加している。
ベイリー・ギフォード、コーチュー・マネジメント、シチュエーショナル・アウェアネス・パートナーズは、今回の公募で、最大70億ドル相当のADRを購入する意向を示している。
原題:SK Hynix US Offering Is More Than Seven Times Oversubscribed(抜粋)
(第6段落以降に背景情報を追加して更新します)
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