(ブルームバーグ):2日の東京株式市場でキオクシアホールディングス株が前日比13%安、イビデンが9.2%安などAI・半導体関連株が急落した。前日の米国株式市場で半導体関連株が売られたことや、米アップルが中国製メモリー半導体の調達を検討と伝わったことが影響した。
米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1日に6.3%下落した。著名投資家のマイケル・バーリ氏がエヌビディアやアプライド・マテリアルズを売り持ち(空売り)していることが明らかになった。
りそなホールディングスの武居大暉ストラテジストは、昨年はバーリ氏の発言の後、半年以上ハイテク株が軟調な動きになったこともあり、センチメントを冷やしたと指摘する。
アップルはメモリー不足の影響を和らげるため、米国防総省のブラックリストに掲載されている中国の半導体メーカー2社から半導体を調達する方向で協議を進めていると伝わり、メモリー関連企業の競争激化につながるとの見方も広がった。
関係者によると、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、中国半導体メーカーとの取引が招きかねない政治的な反発を和らげるよう、ベッセント財務長官らトランプ政権の当局者に働きかけている。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは、中国企業の技術力が高くなってきているとの指摘がある中、中国勢が競合になる可能性があり、一部のメモリー企業に影響があるだろうと述べた。
りそなHDの武居氏は、アップルはロビー活動をしている段階で、メモリー市況などファンダメンタルズへの影響は限定的との見方を示す。ただ、今後も長期契約などの動きが続けば、需給によってメモリ-価格が動きにくくなり、利益の成長率は落ちるため、関連株のボラティリティーは低下して上昇スピードは緩やかになるだろうと話した。
2日は韓国のサムスン電子とSKハイニックスも下落した。米メタ・プラットフォームズがクラウドインフラ事業の立ち上げを計画していると分かり、AI向けコンピューティング能力の供給過剰への懸念が広がった。
(株価を終値に更新し、8段落目に韓国株の動きを追記しています)
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