米ヘッジファンド運営会社ミレニアム・マネジメントは、マルチストラテジー型ヘッジファンドに対する投資家の需要を取り込むため、新たな資金調達を準備している。

事情に詳しい複数の関係者によると、イジー・イングランダー氏率いる同社は少なくとも100億ドル(約1兆6270億円)の資金調達を計画している。資金調達は年内に実施される公算が大きいという。非公開情報を理由に関係者は匿名で語った。

ミレニアムが2024年に旗艦ファンド向けの資金を調達した際と同様、今回の資金はコール型となる見通しだ。顧客は資金拠出を約束し、ミレニアムは必要に応じて段階的にその資金を引き出すことができる。この資金調達手法はプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社では一般的で、必要な時点で流動性を確保できる。

運用資産額約890億ドルのミレニアムはコメントを控えた。

投資家は、トレーダーのチームを活用して安定したリターンを目指すマルチストラテジー型ヘッジファンドに資金を振り向けている。シタデルやポイント72アセット・マネジメント、DEショーなど一部の運用会社は運用規模を抑制するため、利益の一部を投資家に返還する措置も講じている。

ミレニアムは社内の多数の運用チームを通じて資金を運用するだけでなく、外部のヘッジファンドにも積極的に投資し、数十億ドル規模の資金を拠出している。また同社は最近、元共同最高投資責任者(CIO)のボビー・ジェイン氏と契約を締結した。この契約により、同氏率いるジェイン・グローバルはミレニアムためだけの独占運用を手掛ける。

ミレニアムの5月の運用成績は2.4%のプラスとなり、年初から5月末までの累計リターンは6.1%となった。

原題:Millennium Targets at Least $10 Billion in New Fundraising (1)(抜粋)

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