(ブルームバーグ):欧州連合(EU)が中国との協議を形だけのものにするならば、経済・貿易関係のさらなる悪化はやむを得ず、関係が凍結される事態に至ったとしても中国は対応できる。中国国営中央テレビ(CCTV)系SNSアカウント「玉淵譚天」が、こうした見解を示した。
玉淵譚天は、EUが電気自動車(EV)補助金調査を機に交渉姿勢を変え、圧力や条件によって交渉上の立場を強めようとしていると指摘。EUが「ルールを破る側」になっていると批判した。承認や市場アクセスへの障壁を生むような形でルール作りを進めているため、EUの「規範的な影響力」は弱まりつつあると主張した。
EUの執行機関・欧州委員会のシェフチョビッチ委員(貿易・経済安全保障)は今週、ブリュッセルで中国の王文濤商務相と会談する予定。EUは、2025年に約3600億ユーロ(約66兆4000億円)に達し、今年も拡大が続く貿易不均衡への対応を中国側に求めている。
EU首脳は欧州委員会に対し、防衛措置の準備を進める一方で交渉継続を求めていた。背景には、中国の補助金を受けた輸入品やサプライチェーンへの依存、緊張が高まった場合の報復リスクへの懸念がある。
玉淵譚天は、中国企業の間で欧州の優先度が下がり、EUの影響力が弱まりつつあるとの見方を示した。一方で、欧州各国が誘致を進める新エネルギー車や電池、自動車製造などの分野を中心に、中国と欧州間の投資案件の多くは継続しているとした。ただ、EUの姿勢に変化がなければ、協力関係の進展は不透明になる可能性があるという。
原題:China Says It Can Withstand EU Trade Freeze, CCTV Account Says(抜粋)
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