(ブルームバーグ):中国人民解放軍が、第6世代戦闘機の試作機とみられる新型機の存在を初めて示唆したようだ。将来的に、米国が開発を進める最新鋭ステルス戦闘機に対抗する戦闘機となる可能性もある。
この機体は、人民解放軍が大型輸送機「Y20」の運用開始10周年を記念して28日に公開した動画に短い時間登場した。
動画では、2人の空軍兵士が爆撃機「H6」の愛称である六爺(マスター6)への空中給油について会話する中で、一方が小六(リトル6)に言及。その直後、コックピットの窓の外を、中国が開発中とされる「J36」の特徴的なイチョウの葉のような形状の機体が高速で通過する様子が映し出された。
国営新華社の李沢欣氏はX(旧ツイッター)への投稿で、Y20の就役10周年記念動画の中で人民解放軍が第6世代戦闘機を示唆したとの見方を示した。
この動画は、人民解放軍が次世代戦闘機計画の存在を公に認めた初めての事例とみられる。それまで、この計画は真偽未確認の画像や動画がソーシャルメディア上で出回るのみだった。2024年末には、この戦闘機の試験飛行とされる映像がSNSで拡散し、防衛関連株の上昇につながった。
中国国防省はコメント要請にすぐには応じなかった。
現在の第5世代戦闘機である米国の「F35」や中国の「J20」と比べ、第6世代機は、より高いステルス性能、より長い航続距離、より先進的なエンジンに加え、自律型ドローン(無人機)と連携して運用できる能力を備えると見込まれている。
アナリストらは、中国が2種類の戦闘機試作機を開発しているとみている。大型機は非公式にJ36と呼ばれ、尾翼を持たないダイヤモンド形の主翼が特徴だ。
もう1機の試作機は非公式に「J50」と呼ばれ、こちらはより小型で尾翼がなく、ギリシャ文字のラムダ(λ)に似た三角形状の機体を採用している。中国政府はいずれの機体についても公式には認めていない。
原題:Chinese Military Teases First Look of Sixth-Gen Jet in Video(抜粋)
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