(ブルームバーグ):トランプ米大統領は24日、ホルムズ海峡を航行する船舶への通航料徴収は、イランとの交渉において米国にとってレッドライン(譲れない一線)になるとの認識を示した。
最終的な対イラン合意にホルムズ海峡でのサービス料や通航料が含まれる場合、その合意を拒否するかとの質問に対し、トランプ氏は拒否すると答えた。
「それは私にとって受け入れられない。われわれには多くの強みがあり、もしイランにそれを認めれば、他の国々にも認めなければならなくなる」と述べた。その上で、「状況を一変させることになる」と語った。
今回の発言は、ホルムズ海峡における今後のサービス料や通航料の導入について、トランプ氏がこれまでで最も明確な見解を示したものだ。
イランは、米国とイスラエルから攻撃を受けた後、ホルムズ海峡の管理権を主張し、事前承認を受けていない船舶の通航を認めず、事実上の封鎖に踏み切った。その後、イランは単独、または近隣の湾岸諸国と共同でホルムズ海峡を管理する計画を示唆している。
先週には、船舶がホルムズ海峡を通過するにはイランの許可と保険加入を義務付ける方針を打ち出した。この保険は現時点では無料だが、将来的な料金徴収への布石となる可能性がある。
一方で、海運業界や海上輸送に依存する各国は、イランによる料金徴収の常態化を認めるべきではないと警告している。そうした措置が、他の重要な国際海上輸送ルートでの通航料導入につながる可能性があるためだ。
米国とイランの間で交わされた覚書では、60日間の交渉期間中には通航料を徴収しないことが定められている。しかし、その後については、オマーンとイランが他の湾岸諸国とともに新たな枠組みを策定する余地を残している。
24日に発表された共同声明で、イランとオマーンは、通航管理コストを含むホルムズ海峡の将来的な運営体制について合意を目指す協議プロセスを開始すると発表した。
ルビオ米国務長官は24日、「海峡利用に対する通航料や手数料を支持する国を私は世界中で一つも知らない」と述べた。その上で、「そんなことは実現しない」と語った。
原題:Hormuz Fees Branded ‘Unacceptable’ by Trump in Warning to Iran(抜粋)
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