出版大手のKADOKAWAは24日、都内で定時株主総会を開催し、夏野剛社長の取締役選任議案が可決されたと公表した。筆頭株主である香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントが再任に反対を表明していた。

同社によると、夏野氏以外の11人の取締役選任議案についても可決。一方、オアシスが提案した夏野氏の取締役解任議案は否決された。所要時間は190分、会場で出席した株主数は226人だった。

同社は議決権行使の結果を厳粛に受け止め、「今後は、取締役会ならびに各委員会において、経営体制、役員報酬制度、中期経営計画の進捗管理および株主の皆様との対話のあり方について検討を進めていく」とコメントを発表した。

オアシスはカドカワが多数のコンテンツ・知的財産(IP)の創出で成功しながら、海外販売をソニーグループ、バンダイナムコホールディングスなどに任せた結果、利益が流出しているなどと批判していた。また、公正取引委員会が11日、フリーランスのライターらに取引条件を明示していなかったとして勧告しており、ガバナンス上の問題も指摘している。

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