(ブルームバーグ):ニュージーランド(NZ)の生乳生産量は、5月31日に終了した2025-26年度に過去最高を更新した。世界的な乳製品価格の上昇が生産拡大を促した。
ニュージーランド乳業協会(DCANZ)が22日に公表したデータによると、乳固形分ベースの生産量は20億3000万キログラムと、前年度比4.5%増となった。従来の過去最高だった20-21年度の記録を4.1%上回った。
記録的な生産量に加え、大手乳業協同組合フォンテラ・コーポラティブ・グループやその他乳製品加工業者による高値での買い付けが農家の所得を押し上げ、地方都市や農村部に景況感の改善と消費拡大をもたらしている。
企業の配当金や、フォンテラによる消費者向け事業メインランド・グループ売却に伴う資金還元を除いても、25-26年度には少なくとも190億NZドル(約1兆7400億円)が農家に渡ったと推計されている。
ニュージーランド証券取引所(NZX)の酪農アナリスト、ロザリンド・クリケット氏は発表資料で、ラニーニャ現象による好天候でシーズ初期の牧草の生育が順調に進み、生産者に追い風になったと指摘。特に重要だったのは前シーズンの乳価上昇による農家手取り収入の増加で、それが適切な時期に不可欠な収入をもたらしたと解説した。
原題:New Zealand Milk Production Hits Record on Strong Global Prices(抜粋)
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