(ブルームバーグ):ベッセント米財務長官は23日夜、「強いドル政策」を堅持することと、為替レートだけを単独で見ることは別だとの認識を示した。
ベッセント氏はエコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークでの講演後の質疑応答で、「人々が強いドルについて語るとき、それはブルームバーグ・ドル指数のことではないと思う」と述べた。
その上で、「それは税制の予見可能性、規制の予見可能性、エネルギー面の予見可能性のいずれであれ、人々がこの国に来たいと思うような基盤を整備することを意味していると考える」と語った。
さらに、強いドルと強力な製造業部門を支持することの間に矛盾はないとの考えを表明。「ドイツが工業大国だった時代も、強い通貨の下でそれを実現していた」とし、強い通貨によって効率化や技術革新、生産性向上が促されたと指摘した。
今年年初め以降の米ドル下落については、「朝起きて、ドル安が経済を助けてくれて良かったとは考えない。単に画面上の価格だと考えている」と話した。
他方で、低コストの製造業国による自国通貨の抑制は米国に不利に働く可能性があるとコメント。「私はよく考えるが、必ずしも強いドルの問題ではない。東南アジアを例に挙げると、それは彼らが最も為替管理を行っている地域だからだが、問題はむしろ他通貨の弱さなのかもしれない」と語った。
原題:Bessent: Strong Dollar Concept Isn’t About the Exchange Rate(抜粋)
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