11日の欧州債券市場は、欧州中央銀行(ECB)が利上げを決定した後も上昇基調を維持した。

ロイター通信が、エネルギー価格が安定すれば政策当局者は来月も金利を据え置くと報じ、マネー市場では追加利上げへの見通しが後退した。スワップ市場は、7月の利上げ幅の見通しを7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、年末までに40bpと織り込んだ。報道前の9bp、43bpからそれぞれ縮小した。

ドイツ10年債利回りは4bp低下し、3.0%となった。リスク選好の高まりを受け、イタリア債はユーロ圏の他国債を概ね上回るパフォーマンスとなった。

英国債は全期間で上昇したものの、ドイツ国債には及ばなかった。短期金融市場は、イングランド銀行(英中央銀行)の年末までの利上げ幅を46bpと予想している。10日時点の51bpから縮小している。

欧州株は上昇し、4営業日続いた下落に終止符を打った。ストックス欧州600指数は0.5%高で取引を終えた。エネルギー株指数が約2%上昇し相場をけん引したほか、ECBの利上げにより、銀行株指数も0.6%押し上げられた。

トランプ米大統領が「今夜、米国はイランを非常に激しく攻撃する」と警告したことを受け、北海ブレント原油先物は乱高下しながらも1バレル=93ドルを上回った。

6月11日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:Traders Pare ECB Rate Bets, See 40bps More Tightening This Year、European Stocks Snap Losing Run; ECB Hike Lifts Banks(抜粋)

--取材協力:Macarena Munoz Montijano、Michael Msika.

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