攻撃の応酬を続けていたイランとイスラエルがそれぞれ攻撃停止を発表しました。JNNの単独インタビューに応じたイラン外務省の報道官は、この応酬の前の交渉で、アメリカとの戦闘終結に向けた「合意が極めて近くまで来ていた」と話しました。

イランとイスラエルによる攻撃の応酬。これについて、9日、アメリカのトランプ大統領は…

アメリカ トランプ大統領
「彼らは争っていたが、私を通じて、双方とも止めることに合意した」

自身が橋渡しを行ったとアピール。

アメリカメディアによると、イスラエル・ネタニヤフ首相との電話会談では次のように述べ、攻撃停止を求めたということです。

アメリカ トランプ大統領
「気をつけろ、孤立することになるぞ」

ただ、イスラエルとレバノンの親イラン組織「ヒズボラ」による交戦は続いていて、イスラエルとイランの攻撃停止が続くかは不透明です。

首都テヘランで8日、JNNの単独インタビューに応じたのは、イラン外務省のバガイ報道官。

イラン外務省 バガイ報道官
「イスラエルが(レバノンの)ベイルートへの攻撃を始めたのは、極めて重大な停戦違反」

バガイ氏は攻撃の応酬について、アメリカの停戦違反や、イスラエルのレバノン攻撃が原因だと主張しました。一方…

イラン外務省 バガイ報道官
「今回の交戦が始まるまで、イランと米国は、パキスタンを介してメッセージのやり取りをしていました。合意は極めて近いところまで来ていました」

アメリカとの戦闘終結に向けた合意が「近かった」と明かし、交渉が最終局面に入っていたとの認識を示しました。

ただ、「状況がエスカレートし、今後どうなるか見極める」とも述べています。そして、アメリカによるイランの資産凍結の解除が合意の前提になると強調しました。

イラン外務省 バガイ報道官
「イランの資産凍結の解除は、確実な方法で行われなければなりません。彼ら(米国)が義務の履行を真剣に考えているかを見極めるうえで、これは極めて重要な試金石となるのです」

また、日本については「長きにわたり良好な関係を築いてきた」としたうえで…

イラン外務省 バガイ報道官
「重要な役割を担う国として、我々が日本に期待するのは、いかなる政治的な配慮にも左右されず、この地域における事実や出来事をありのままに見極めるよう努めていただくこと」

情勢をめぐるイラン側の主張にも目を向けるよう求めました。