イタリアの銀行大手インテーザ・サンパオロは、同業のバンカ・モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナに対し306億ユーロ(約5兆7000億円)の買収提案を行った。イタリア金融業界の再編が新たな局面を迎える可能性がある。

8日の発表資料によると、インテーザは株式と現金を組み合わせた形でモンテ・パスキを買収する計画。モンテ・パスキの時価総額は5日終値時点で272億ユーロと、インテーザの3分の1未満だった。

インテーザはモンテ・パスキ株1株当たり、自社株1.6株と現金1ユーロを提示する。提案の一環として、モンテ・パスキのブランドと約半数の支店を、BPERバンカの筆頭株主である保険会社ウニポール・アッシクラツィオーニに売却することで合意した。

モンテ・パスキは最近買収したメディオバンカを通じて、イタリア最大の保険会社ゼネラリの株式13%を保有している。

今回の提案は、バンコBPMが世界最古の銀行とされるモンテ・パスキとの合併案を発表した翌日に行われた。バンコBPMは経営統合後の時価総額が500億ユーロを超える可能性があると説明したが、両行の評価額は開示していなかった。

モンテ・パスキの投資銀行部門を取得すれば、インテーザは既に2600超の支店と1400万人の顧客を抱えるイタリア国内での事業基盤をさらに強化できる。

原題:Intesa Makes €30.6 Billion Paschi Bid After Rival Pitch From BPM(抜粋)

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