(ブルームバーグ):米グーグルの親会社アルファベットは、米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイによる投資を含む総額800億ドル(約12兆7710億円)の株式による資金調達を行う。人工知能(AI)関連の積極的な投資計画の資金を確保する。
アルファベットの1日の発表文によると、今回の資金調達には7-9月(第3四半期)から随時株式を売却する400億ドル規模のいわゆるアット・ザ・マーケット(ATM)プログラムが含まれる。300億ドル相当の引き受けによる株式および強制転換型優先株の発行に加え、バークシャー・ハサウェイとの100億ドルの取引も実施する。
アルファベットは発表文で「AIはアルファベットにとって拡大局面を生み出している」とした上で、「投資規模を拡大することで、当社は今後の大きな成長機会を支える基盤インフラの拡充を目指す」と説明した。
ブルームバーグ・ニュースが確認した取引条件によれば、強制転換型優先株と引き受けによる普通株式の発行価格は、2日のニューヨーク市場の取引終了後に決定される見通しだ。
規制当局への提出資料によると、バークシャー・ハサウェイは昨年からアルファベットへの投資を開始しており、今年3月末時点で保有するクラスA株とクラスC株の価値は合計約166億ドル相当だった。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏の引退を受けて昨年バークシャー・ハサウェイの指揮を引き継いだグレッグ・アベル最高経営責任者(CEO)は、過去最高となる3970億ドルの手元資金の運用に着手している。バークシャーは5月31日、米住宅建設会社テイラー・モリソン・ホームを約68億ドルで買収すると発表。米住宅市場への信認を示す動きとなった。
アルファベットによると、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーが引き受けによる募集の主幹事を務める。ゴールドマン・サックスは第三者割当増資の代理人を務める。

原題:Alphabet to Raise $80 Billion in Equity for AI Spending (1)(抜粋)
(資金調達の詳細を本文第2段落以降に追加して更新します)
--取材協力:Nick Turner.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.