石油業界の専門家らは石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスに対し、ホルムズ海峡が速やかに再開されたとしても、海峡封鎖による供給混乱は年末まで続くとの見通しを示した。

ウィーンのOPEC本部で1日開かれた専門家会合に参加したコンサルタントやアナリストは、戦前の通常運用に戻るまでには数カ月を要すると警告した。出席者2人が、非公開会合だったとして匿名を条件に明らかにした。

世界の石油・天然ガス供給の20%が通過していたホルムズ海峡は、2月28日に米国・イスラエルによる対イランの戦争が始まった当初から事実上封鎖されている。ガソリンや軽油、ジェット燃料など主要燃料の価格は急騰し、消費者は新たなインフレ圧力に直面している。

OPEC本部で共有されたこうした見方は、アブダビ国営石油会社(ADNOC)のスルタン・アル・ジャベル最高経営責任者(CEO)の見解とも一致する。同氏は、イランとの紛争が直ちに終結したとしても、中東からの石油供給が完全に回復するのは2027年中になるとの見通しを示している。

OPECは定期的にアナリストを招き、加盟国の当局者や代表団に対する説明会を事務局で開催している。同出席者2人は、ホルムズ海峡封鎖の影響について発言したコンサルティング会社や調査機関の名称は明らかにしなかった。

今回の専門家会合では、S&PグローバルやFGEネクサントECA、ボルテクサ、クプラー、エナジー・アスペクツなどがプレゼンテーションを行う予定となっていた。

OPECは2日、経済委員会の会合を開く。同委員会は市場動向を分析する技術専門家パネルで、その分析結果は7日に予定される閣僚らのオンライン会合で活用される。

原題:Analysts Tell OPEC+ Hormuz Disruption to Last Through Year End(抜粋)

--取材協力:Fiona MacDonald.

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