(ブルームバーグ):米建国250周年を記念して首都ワシントンで開催されるイベントへの出演を予定していたアーティストの辞退が相次いでいることを受け、トランプ米大統領は自ら代役を務める考えを示した。
トランプ氏は30日に自身のSNSに投稿し、「世界最大の集客力を持つ人物を呼ぶことを考えている」と述べた。その上で、「高額な出演料を受け取る三流アーティストたちの代わりに登場し、大統領就任以来続けてきたように国を前進させる大演説を行う」と主張した。
イベントは連邦議会議事堂近くに広がるナショナル・モールで6月25日から開催される。出演者の発表後間もなく、出演予定だった9組のうち少なくとも5組が辞退した。出演者らは、当初説明を受けていたよりも政治色が強いイベントだったとしている。

イベントを主催する「フリーダム250」は、5月17日に大統領のビデオメッセージを含むキリスト教色の強い祈祷集会も開催していた。トランプ氏は同組織を、官民連携の非営利団体と説明している。
トランプ氏の投稿から数時間後、「フリーダム250」は同氏が6月24日の開幕式に参加すると発表した。同組織はトランプ氏について、このイベントの「構想の立役者」だと説明した。
広報担当のダニエル・アルバレス氏は、この催しを音楽公演や展示、航空ショーなどを通じて米国を祝う「万国博覧会のようなイベント」だと説明した。
バーガム内務長官は31日、CNNの番組で、一部のミュージシャンについて「政治家と同じように観客を分断しようとしているようだ」と批判した。その上で、祝賀行事にはインディ500のレースも組み込まれているとし、「自動車レースまで党派的な対立の対象にならないことを願う」と語った。
トランプ氏は2024年の大統領選期間中にペンシルベニア州バトラーでの集会で銃撃を受けて以降、大規模な屋外集会をほぼ避けてきた。4月には、トランプ氏が出席していたワシントンのホテルでの晩餐会に男が突入しようとし、警護担当者が発砲する事件も起きている。
ホワイトハウスは、トランプ氏のSNS投稿について追加のコメントを控えた。
原題:Trump Floats Rally After Musical Acts Abandon 250th Event (2)(抜粋)
--取材協力:Paige Smith.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.