ドイツ銀行の金利ストラテジストらは、米10年債利回りの年末見通しを従来予想から引き上げた。ウォーシュ新議長が率いる連邦準備制度理事会(FRB)は利下げ局面を終えたとの見方を根拠にしている。

同行ストラテジストのマシュー・ラスキン、スティーブン・ゼン両氏らのチームは、米10年債利回りが年内に4.70%に達すると予想した。これまでの年末予想は4.45%。29日も4.45%前後で推移している。

両氏らは29日のリポートで「今回の見通し変更は当社基本シナリオの修正を反映している」とし、「FRBは利下げを終えており、予測期間中は長期の名目中立水準で政策金利を据え置く」と予想した。

米10年債利回りはイラン戦争が始まった2月末以降、約50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇している。

ラスキン氏らはリスクは利上げ方向に傾いているとし、「デュレーションに対する当社の見通しは、やや弱気だ」と記した。年限が長めの米国債を若干弱気にみていることを意味する。

金利スワップ市場は現在、FRBが年末までに利上げを実施する確率を約55%織り込んでいる。

ただ、ドイツ銀は現行の米政策金利について、長期的な中立水準とほぼ一致しており、FRBが当面はこの水準で据え置くとみている。

原題:Deutsche Bank Raises 10-Year Treasury Yield Forecast on Fed View(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.