(ブルームバーグ):イランは今月31日から6月1日にかけて、「イラン・プロジェクト」と題した投資・復興会議を主催する。米国とは恒久的な停戦につながり得る合意が近いとみられている。
このイベントは慈善団体のモスタザファン財団が主催するもので、国営放送が配布した告知資料では「国際展示会」と説明されている。モスタザファン財団は潤沢な資金を有する有力基金で、米政府の制裁対象となっている。
イラン政府当局者が4月に推計したところによると、今回の戦争は同国に約2700億ドル(約43兆円)の損害をもたらした。
長年にわたり米国の厳しい制裁を受けてきたイラン経済は、戦争前からすでに苦境にあった。第1次トランプ政権当時、イラン核合意である包括的共同行動計画(JCPOA)から米国が離脱して以降、外国企業は事実上、イランへの投資を禁じられている。
イランはこれまでの米国との交渉で、産業や商業、民間インフラに生じた大規模な損害に対し、賠償を要求している。テヘランで開催されるこの復興イベントに誰が参加する予定なのか、また外国企業が招待されているのかどうかは不明だ。
米国とイランは60日間の停戦延長と、イランの核開発計画を巡ってさらなる協議を開始することで暫定合意に達した。事情に詳しい関係者が明らかにした。3カ月に及ぶ紛争が解決に近づいているとの期待が高まっている。
トランプ大統領はまだ条件に同意していない。ニューヨーク・タイムズ紙は匿名の外交官やイラン政府高官の話として、この合意草案には約3000億ドル規模の戦後イラン投資基金または復興プログラムが含まれていると報じた。
原題:Iran Hosts Reconstruction, Investment Event Amid Sign of US Deal(抜粋)
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