アンソロピックは、主力の人工知能(AI)モデルの更新版を、前回のリリースからわずか1カ月余りで投入する。OpenAIやアルファベット傘下グーグルなど競合各社に先行する狙いがある。

同社は主力モデルの更新版「Opus 4.8」について、コーディングのほか、金融分析や人間の推論過程を模したタスクへの対応力を高めたとしている。

実際に利用した初期テスターからは、回答の正確性に確信が持てない場合、その旨を明確に伝える傾向が強まったとの声が上がっているという。

アンソロピックは、より高性能なAIモデルを相次いで投入し、法人利用の拡大を狙ってOpenAIと激しい競争を繰り広げている。ここ数カ月は、AIコーディング分野のサービスが好調に推移しているほか、AIの安全対策を巡って米国防総省と対立するなかでも、個人利用の広がりが進んでいる。

今回の更新版投入は、新たな資金調達ラウンドの完了が近づく中で行われる。同社の企業価値は9000億ドル(約143兆円)超と評価されており、OpenAIの直近の評価額を上回る水準となる。

アンソロピックとOpenAIはともに、早ければ今秋の新規株式公開(IPO)ついて協議を進めているとされる。

原題:Anthropic Unveils New Flagship AI Model That’s Better at Coding(抜粋)

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