27日の欧州市場では、イラン国営テレビが報じた暫定和平の草案を米国が否定したことを受け、欧州国債が上げを消した。この報道では、合意から1カ月でホルムズ海峡の通航が正常化するとされていた。

ドイツ2年債利回りは前日比変わらずの2.59%。一時は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.55%を付けていた。10年債利回りは1bp上昇して2.99%。

退任を間近に控えるデギンドス欧州中央銀行(ECB)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、政策委員会は来月の政策判断で経済成長を考慮に入れる必要があると呼び掛けた。

英2年債利回りは8bp低下して4.22%と、1カ月ぶりの低水準を付けた場面もあったが、低下幅を削り4.26%で取引を終えた。

28日は英国とイタリアの長期債が発行されるほか、ECBやイングランド銀行(英中央銀行)の複数の当局者が発言する予定。

株式も米国のイラン報道否定で合意への楽観がしぼみ、前日比ほぼ変わらずで引けた。

指標のストックス欧州600指数は0.1%未満の上げで取引を終えた。一時は0.6%上昇していた。

業種別では高級品や嗜好(しこう)品が買われた一方、公益や、原油安のあおりでエネルギーが下落。

自動車も上昇。欧州自動車工業会(ACEA)が発表した4月の欧州自動車販売台数は3カ月連続の増加で、電気自動車(EV)やハイブリッド車の購入が引き続き拡大した。

オランダの塗料大手アクゾノーベルは約20%高と急騰し、2008年以来の大幅高を記録。日本ペイントホールディングスと米シャーウィン・ウィリアムズから提示された現金による買収案を拒否したと発表した。

5月27日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Erase Gains After US Denies Peace Deal Reports(抜粋)

Bunds Erase Gains After US Denies Iran Report: End-of-Day Curves(抜粋)

--取材協力:Levin Stamm、Michael Msika.

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