(ブルームバーグ):米金融大手のバンク・オブ・アメリカ(BofA)とJPモルガン・チェースは、第2四半期もトレーディング部門が再び活況を呈すると予想している。
BofAは第2四半期(4-6月)にセールス・アンド・トレーディング部門の収入が前年同期比で約15%増加するとみている。ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)が27日に語った。
JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは、マーケッツ部門の収入が11%増加し、同事業にとって四半期ベースで過去2番目の高水準になるとの見通しを示した。
米大手銀行の第1四半期(1-3月)決算は、トレーディング事業が総じて好調だった。特に株式トレーディングは、イラン戦争を背景としたボラティリティーの高まりや、人工知能(AI)が及ぼし得るディスラプション(破壊的な変化)やプライベートクレジットへの懸念を追い風に恩恵を受けた。
モイニハンCEOはバーンスタイン主催の会合(ストラテジック・ディシジョンズ・カンファレンス)で、BofAがトレーディング支援やテクノロジー分野への投資のためバランスシートの活用を拡大していると述べた。
「顧客対応では高度な専門性が求められるビジネスに対し、大規模な経営資源を本気で投入する覚悟が必要だ」と語った。
同じイベントでダイモンCEOは、第2四半期の投資銀行手数料が10%以上増える可能性があると発言。「極めて活況だ」とし、「資金の出し手は忙しく、企業もそうだ。市場は活気にあふれている」と話した。
一方、好調な業績を背景に、JPモルガンの今年の支出は、経営陣が見込んでいた額を約10億ドル(約1600億円)上回る可能性が高いとも説明した。
ダイモン氏は「業績好調による部分が大きく、良い意味での10億ドル追加だ」と述べた。
同氏はまた、「今後数年のうちに100億-200億ドルを投じて何かを買収する機会があるかもしれないと思っている」とし、JPモルガンは「常に機会を探っている」と語った。ただ、現在は資産価格が高いとも指摘した。
モイニハン氏は関税や中東での戦争が続く中でも、米経済は依然として堅調との認識を示した。個人消費や企業による支出が底堅く、失業率が安定していると分析した。
BofAの収入全体の半分強を占める純金利収入(NII)についても、第2四半期に「堅調」を予想。通年目標である6-8%増の上限に達する可能性があると述べた。
原題:JPMorgan, BofA CEOs Predict New Round of Trading Windfalls (1)(抜粋)
--取材協力:Hannah Levitt.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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