(ブルームバーグ):米ミシガン大学が発表した5月の消費者マインド指数(確報値)は前月比で低下し、過去最低を更新、長期インフレ期待は顕著に悪化した。イラン戦争による経済への悪影響に対する懸念を反映している。
戦争終結の見通しが見えない中、ガソリン価格は2022年以来の高水準で推移しており、生活費高騰への米国民の不安を強めている。特に低所得層では、インフレによる家計負担の増加が個人消費の重荷になる可能性がある。
ミシガン大の調査ディレクター、ジョアン・スー氏は発表文で「生活費は引き続き消費者にとって最大の懸念事項だ。物価高が家計を圧迫していると自発的に言及した消費者は57%と、前月の50%から増えた」と述べた。

これまでのところ、雇用市場の底堅さや株高による資産効果を背景に、個人消費は堅調を維持している。
米自動車協会(AAA)のデータによると、ガソリン価格は5月初めから1ガロン=4.50ドルを上回る水準にある。2月末のイラン戦争開始以降、50%余り上昇している。
スー氏は「重要なのは、消費者がインフレは燃料価格にとどまらず、長期的に幅広く波及すると懸念しているようにみえる点だ」と述べた。
現況指数は45.8に低下し、期待指数は44.1に下落した。いずれも過去最低を更新した。現在の家計状況に対する消費者の認識も、過去最低水準に並んだ。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Consumer Sentiment Slides to Record Low on Price Concerns (1)(抜粋)
(統計の詳細やコメントを加えて更新します)
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