(ブルームバーグ):米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、カナダのAI半導体スタートアップ、Taalas(ターラス)を買収する。急成長するデータセンター市場で、新たな種類のAI半導体を提供できるようになる。
AMDは6日の発表資料で、ターラスの買収で最終合意に達したと発表した。買収額などの条件は明らかにされていない。
ターラスの技術は、AIの「inference(推論)」処理を担う半導体に採用されている。推論とは、学習済みのAIモデルが利用者の質問に対して回答を生成する段階を指す。同社は、AIモデルを半導体に組み込むことで、現在よりも高効率な製品を実現できるとしている。
AMDは、市場をリードするエヌビディアとの差別化を図る手段を模索している。ターラスの技術は、サーバー向け製品を構成するコンポーネントとして、AMDの製品ロードマップに組み込まれる予定だという。
AMDは、画像処理半導体(GPU)メーカーとして業界第2位の規模を誇る。GPUは膨大なデータを高速処理することで、AIソフトウエアの開発に優れた性能を発揮する。AI業界では、モデルの学習からサービス提供の段階へと軸足が移る中、ソフトウエアをより効率的かつ高速に実行できる代替半導体への注目が高まっている。
原題:Advanced Micro Devices to Buy Startup Taalas for New AI Chips(抜粋)
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