ニューヨーク時間21日の原油相場は反発。イラン最高指導者が兵器級に近いウランを国外に持ち出さないよう指示したとの報道の後、上げ幅を拡大した。

北海ブレントは一時4.1%高の1バレル=109.30ドルを付けた。前日は米国とイランは「最終段階」にあるというトランプ大統領の発言を受け、5.6%安で引けていた。

ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は一時4.5%上昇し、102.66ドルに達した。

ロイター通信はイラン最高指導者の指示について伝え、その理由として、ウランを国外に持ち出せば、米国やイスラエルからの将来的な攻撃に対し、より脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれることになるとイラン側が考えていると報じた。この問題は米国との和平協議における主要な争点の一つとなっている。

準国営のイラン学生通信は21日、イランが米国から提示された文書への回答作成を進めていると報じ、米国の提示案は「ある程度の隔たりを縮めるものだ」と伝えた。

コンサルティング会社エナジー・アスペクツの共同創業者で調査ディレクターのアムリタ・セン氏は「実際のところ、双方とも大幅な譲歩を行う意思はない」とブルームバーグテレビジョンで語った。

最高指導者の指示について、セン氏は「少なくとも市場が導き出すであろう解釈は、合意が近く成立することはないということだ」と述べた。

原題:Oil Hits Session High on Report Iran Plans to Keep Its Uranium(抜粋)

--取材協力:Mia Gindis.

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