日本の移民政策 立ちはだかる言語の壁や円安
高柳キャスター:
日本では、日本語を喋れる人は日本にしかほとんどいませんが、スペインのケースから学べることもたくさんありそうですね。
井上貴博キャスター:
言葉の壁や地理的条件など様々な違いがあると思いますが、いずれにしても少子高齢化と人手不足をどう補うのかは世界各国が突きつけられた課題です。
その一方で、不法就労や不法滞在が問題になっているため、取り締まりを厳しくしている国や、ビザの取得要件を引き上げた国もあります。そういう中で、日本はどういう国作りを目指すかという事だと思います。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
日本は、技能実習制度をやめ、特定技能の制度で移民受け入れを始めています。聞いてみると2028年ごろは約123万人受け入れようとしていますが、現在は30数万と全く目標に達していません。
原因としては、言語など制度的な壁が非常に大きいことがあげられます。また、最近は円安の壁もあります。日本の円が高ければリッチな感じがしますけど、仕送りしてもあんまり円安だとうまみがないということもあります。
そういう点では、全体的にどういう制度をつくるか。そして円安の壁をどう乗り切るかについて、スペインのように、経済成長にも関係してくるため、もう少し受け入れをしていく必要があると思います。
ただ、この点に関して高市政権はどちらかというと消極的です。
井上キャスター:
フランスやポルトガルも最初は融和に舵を切っていましたが、移民受け入れ反対の方が強くなっています。
やはり移民を急速に増やすと文化的な摩擦がおきるなど、様々なケースがあります。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
ドイツやフランスでは、慎重論を唱える政党も出てきたりしていますが、スペインはそのような意味ではうまくいってるケースだと思います。