(ブルームバーグ):米電力大手ネクステラ・エナジーが同業ドミニオン・エナジーの買収を協議している。事情に詳しい関係者が匿名で明らかにした。評価額は1株当たり76ドル、総額約660億ドル(約10兆5000億円)で、実現すれば電力業界の案件として過去最大規模となる。
関係者によると、ネクステラがドミニオンの発行済み株式1株につきネクステラ株約0.8株を割り当てる。ネクステラは主に株式交換での買収を見込んでいるが、一部現金も含まれる見通しで、早ければ18日にも発表される可能性があるという。
関係者によると、統合会社の約75%をネクステラ株主が保有することになる。
ブルームバーグのデータによると、債務を含めたドミニオンの評価額は約1160億ドルとなる。スペースXによる評価額2500億ドルでのxAI買収を除く通常のM&A(企業の買収・合併)案件としては、2026年最大となる。
関係者によると、最終決定はまだ下されておらず、協議が決裂したり、時期が変更されたりする可能性もある。
ネクステラとドミニオンの担当者はコメントの要請に直ちに応じなかった。
今回の案件の規模は、かつては静かな業界だった電力セクターで、前例のない電力需要が合併の波を引き起こしていることを浮き彫りにしている。同セクターは細分化が進み、規制も厳しい。
ドミニオンは15日のニューヨーク市場で、2%安の61.73ドルだった。時価総額は約540億ドル。一方、ネクステラは2.4%安の93.36ドルで終え、時価総額は約1950億ドルだった。
原題:NextEra Said to Discuss Paying About $76 Per Share for Dominion(抜粋)
--取材協力:Mark Chediak.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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