18日の日本市場では債券相場が大幅下落する見込み。原油高によるインフレへの警戒感から、長期金利が世界的に上昇している。投資家のリスク回避姿勢が強まる中で株式にも下押し圧力がかかりやすい。為替相場はドルが強含みやすく、円は4月末以降の日本の通貨当局による円買い介入後の最安値を付けそうだ。

米国とイランの戦争終結とホルムズ海峡再開に向けた協議は難航している。トランプ大統領がイランに時間切れが近づいているとSNSに投稿する一方、アラブ首長国連邦(UAE)では原子力発電所でドローン攻撃による火災が発生するなど、一触即発の状況となっている。原油価格は再び騰勢を強めており、市場ではインフレに対する警戒感が高まっている。

インフレで実質的な価値目減りの影響を受けやすい債券には投資家の売り圧力が強まりやすく、利回りは大幅に上昇する見通し。前週末15日の米国市場では10年債利回りがほぼ1年ぶりの高水準となる4.6%台を付け、30年債利回りもコロナ禍以降のピークである5.17%に近づいた。日本でも10年国債利回りは30年ぶりの2.8%台に乗せる可能性がある。

金利の急騰は株式相場にも圧力となり、特にこのところ上昇してきた半導体など人工知能(AI)関連銘柄が大きく下げそうだ。一方で、金利収入増加への期待から銀行株には買いが入り、東証株価指数(TOPIX)をある程度下支えする公算が大きい。

為替市場では投資家のリスク回避や原油高を背景にドルが買われやすい。円は対ドルで159円を試す展開となりそうだ。

(注:表中の終値は米国時間終値。円相場は対米ドル、前営業日比は円の対ドル変化率。米10年金利の前営業日比は変化幅(単位:%ポイント)。日経平均の前営業日比はシカゴ・マーカンタイル取引所清算値と大阪取引所清算値との比較。シカゴ取引所が休場の場合は大阪取引所の前日清算値と最終取引値の比較。金は1トロイオンス当たりのドル建て価格)

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