(ブルームバーグ):原油相場は18日に上昇。ホルムズ海峡の通航再開を目指す和平協議を巡り、米国・イラン双方から新たな不透明要因が浮上したことが相場を押し上げた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、前日比3.24ドル(3.1%)高い1バレル=108.66ドルで終了。北海ブレント先物7月限は2.6%上昇の112.10ドルで終えた。
トランプ米大統領は19日にイラン攻撃を予定していたものの、複数の中東諸国からの要請を受けてこれを取りやめたと明らかにした。この発言が伝わった後、原油相場は上げ幅をやや縮小した。
イラン当局は、最新の提案草案は修正されてはいるものの、米国がなお過大な条件を突き付けていると認識している。イラン準国営タスニム通信がこれより前に伝えた。
こうした表現は、戦争やホルムズ海峡を巡る膠着(こうちゃく)状態がすぐに緩和される状況にないことを示唆している。
原油相場は18日に下落する場面もあった。最終合意に至るまで、イラン産原油に対する制裁を一時免除する案を米国が提示したとタスニム通信が伝えたことが材料視された。

イラン産原油は、トランプ氏が第1次政権時にイラン核合意から離脱して以降、厳しい制裁下に置かれている。
CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「相場を動かしている主因は依然としてニュースの見出しだが、供給混乱の規模にしては市場のストレスは多くの人の想定ほど大きくなく、ファンダメンタルズへの注目が徐々に高まっている」と述べた。
原題:Oil Rises on Doubts Over US, Iran Stance to End Conflict(抜粋)
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