トランプ大統領に同行取材したワシントン支局長の涌井記者に聞きます。今回の米中首脳会談、成果はあったのでしょうか?

2日間にわたって行われた首脳会談ですが、サプライズと言えるような波乱はなく、双方にとって無難な結果となりました。

トランプ大統領
「今回の訪問はとても良かった。多くの成果が得られたと思う。両国にとって極めて有益な素晴らしい貿易協定をいくつか締結することができた」

アメリカ側の成果と言えるのは、中国によるアメリカ産大豆など農産物の購入です。

グリア通商代表は「中国が数百億ドル、日本円では数兆円規模の農産物購入で合意する見通しだ」と明らかにしていて、トランプ氏にとって11月の中間選挙に向けたアピール材料となりそうです。

Q.中国側が重視していたのは台湾問題ですが、会談を経てアメリカ側の姿勢は何か変化がありましたか?

中国側の発表によりますと、習近平国家主席は台湾問題で「処理を誤れば衝突や対立に至る」とトランプ大統領に直接くぎを刺したということですが、アメリカ側は会談後も台湾政策を変えることはないと強調しています。

中国側が台湾問題で強硬な発信をすることは想定の範囲内とも言え、アメリカ側もあえて深入りはせず、対立の激化を避けたものとみられます。

両首脳は今年あと3回、直接会談する可能性がありますが、台湾問題は今後も火種としてくすぶり続けることになります。