イランの外相がアメリカとイスラエルの国際法違反に対する非難を呼びかけたBRICS外相会議で、議長国のインドは「加盟国の間で意見の相違がみられた」として共同声明を採択しませんでした。
インドの首都ニューデリーで14日と15日に開かれた新興国の枠組みBRICSの外相会議では、中東情勢をめぐり、イランのアラグチ外相がアメリカとイスラエルによる国際法違反を明確に非難するよう、加盟国の結束した対応を呼びかけていました。
こうしたなか、議長国インドの外務省は15日、「一部の加盟国の間で意見の相違がみられた」として、共同声明を採択せず、議長声明を発表しました。
議長声明では、「加盟国がそれぞれの立場を表明し、様々な見解を共有した」としたうえで、「最近の情勢が世界経済に与える影響を強調した」との表現にとどめ、緊張が続くホルムズ海峡についても言及しませんでした。
アラグチ外相は加盟国のUAE=アラブ首長国連邦がアメリカとイスラエルによるイランへの攻撃に関与したとして批判を強めていて、両国の対立が深まっています。
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