米グーグル親会社アルファベットが発行する初の円建て社債(円債)は発行総額が5765億円となり、米投資会社バークシャー・ハサウェイを超えて海外勢の円建て債で過去最大になった。

15日決定した発行条件は年限が3-40年の7本立てで、5年債が2005億円などとなった。主幹事はBofA、みずほ、モルガン・スタンレー。アルファベットは世界各地の市場から資金を調達してここ4カ月の調達額は総額600億ドル近くに上る。ブルームバーグのデータによるとこれまでの海外勢の円債ではバークシャーが2019年9月に自身で初めて発行した4300億円が最大だった。

人工知能(AI)インフラ投資で資金調達競争が激化しており、今回の円債を契機に他のハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)が円市場を活用する可能性が膨らんだ。日本での投資を後押しする効果も期待できる。バークシャーは定期的に円債を発行しており、日本の商社5社への出資比率を引き上げ、東京海上ホールディングスへの出資も決めた。

フジワラキャピタルの土屋剛俊社長は、ドルの社債市場の投資家はやや食傷気味だと前置きした上で「日本の投資家はリターンを求めており、アルファベットのようなビッグネームには喜んで飛びつく」と話した。データセンターの運営は費用がかかるためハイパースケーラーは巨額のドル建て社債を発行し、資金を調達しているという。

--取材協力:日向貴彦.

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