(ブルームバーグ):カナダ6位の銀行であるナショナル・バンク・オブ・カナダ(NBC)が日本で証券事業に参入する方針であることが分かった。日本事業の責任者としてUBS証券でグローバルマーケッツ共同本部長を務めていた黒田直宏氏を採用した。
登記情報によると、2月にNBC証券準備会社を設立した。金融商品の販売や外国為替取引などを計画している。海外企業は通常、日本の当局に金融商品取引業の登録を申請する前に、こうした子会社を設立する。
リンクトインで公開されているプロフィルによると、同準備会社の最高経営責任者(CEO)に黒田氏、最高執行責任者(COO)には元インタラクティブ・ブローカーズ・グループの黒田レンフィールド氏が就任した。
日本での証券事業への参入計画や人材採用についてNBCの広報担当者はコメントを控えた。
インフレが進み、「貯蓄から投資」の流れを後押しする中、日本の証券市場に海外から新規参入する動きは相次いでいる。中国の大手証券会社の華泰証券や、携帯電話などを通じたモバイル証券取引を強みにアジアなどで事業を拡大しているシンガポールのロングブリッジ・グループも参入を計画している。
ロイヤル・バンク・オブ・カナダやバンク・オブ・モントリオールなどカナダの大手5行は既に日本で証券事業を展開している。バンク・オブ・モントリオール証券は外国債券などの海外金融商品の機関投資家向けの販売を強化している。
黒田直宏氏は、UBS証券で地域金融機関に対する高利回りの仕組み商品の販売強化に取り組んでいた。昨年、退社した。それ以前には、クレディ・スイスや野村ホールディングスで勤務していた。
黒田レンフィールド氏のリンクトインのプロフィルによると、昨年1月からインタラクティブ・ブローカーズに勤務し、当初はCOO、その後CEOを務めた。また、ドイツ銀行やモルガン・スタンレーでも勤務していた。
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