(ブルームバーグ):米銀JPモルガン・アセット・マネジメントの株式グローバル責任者ポール・クインシー氏によれば、世界的な株式市場でみると、テクノロジー銘柄の比率が低い戦略でも、S&P500種指数を上回るリターンを上げるケースがある。
クインシー氏は14日、ブルームバーグテレビジョンに対し、「国際バリュー株は、テクノロジーや『マグニフィセント7』とは対極にある分散先だった」と述べた。同氏によれば、国際バリュー株のポートフォリオを構築した場合、「堅実な企業」に対して株価収益率(PER)約11倍という水準で投資できる。こうしたポートフォリオでは、テクノロジー株の比率は「わずか3%か4%程度」にとどまる。
イラン情勢の影響でナスダック100種指数は3月に1年ぶりの大幅な下落を記録したが、その後の強い楽観ムードが大手ハイテク株を押し上げている。同氏の見方はこうしたセンチメントに一石を投じる。
米半導体メーカーの銘柄で構成されるバスケットは、人工知能(AI)への期待を背景に、エネルギー価格高騰に伴うインフレ加速懸念がある中でも、4月初めから60%近く上昇している。
クインシー氏は、ハイテク株への投資を「無視できない」と述べた一方で、国際バリュー株は過去12カ月で40%のリターンを上げ、過去3年間の複利リターンは25%に達しており、「実際にはS&Pを大きく上回っている」と指摘した。
さらに同氏によれば「欧州の銀行株は、投資対象外とされていた状態から堅実な企業と評価されるようになった」ほか、エネルギー株は「1年前には見放されていたが、現在は利益が急増している」という。
同氏はこのパフォーマンスが今後も続くとは予想していないとしつつ、「世界の株式市場で利益を上げる方法は他にもある。すべての注目が一か所に集まっている今こそ、その点を改めて認識する必要がある」と述べた。
原題:JPMorgan Strategist Says Winners in Global Stocks Go Beyond AI
(抜粋)
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