アポロ・グローバル・マネジメントとブラックストーンを含む複数のプライベートクレジット運用会社は、半導体メーカーのブロードコムとの間で、約350億ドル(約5兆4800億円)の調達を巡る協議に関与している。人工知能(AI)投資に多様な資金源が動員されていることが、あらためて示された。

この案件は過去最大級のプライベートクレジット取引となる可能性がある。事情に詳しい複数の関係者によると、調達された資金は、ブロードコムのAI向け半導体開発資金に充てられる。関係者は非公開情報を理由に匿名で話した。

関係者によると、投資会社との交渉は継続中で、条件は変更される可能性がある。ブラックストーンとアポロ、ブロードコムの担当者はいずれもコメントを控えた。

ブロードコムは4月に規制当局に提出した文書で、グーグルに同社専用のテンソル処理ユニット(TPU)を開発・供給する長期契約を締結したと明らかにした。またグーグルの次世代AIラックで2031年まで使用されるネットワーク機器などについても、供給契約を結んでいる。

ブロードコムは当時、グーグルおよびアンソロピックとの協力関係も拡大した。アンソロピックには2027年から次世代TPUベースのAI計算能力を3.5ギガワット分追加提供する計画だ。これはアンソロピックの商業的成功が続くことを前提としている。これらの導入を支えるため、金融パートナーとの協議が行われていると、ブロードコムは当時説明した。

今回の資金調達が実現すれば、プライベートクレジット業界は、膨大なAIインフラ需要を支える主力としての位置を固める。メタ・プラットフォームズは昨年、ルイジアナ州のデータセンター向けに、ブルー・アウル・キャピタルとパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)と、300億ドル近い資金調達で合意している。

原題:Apollo, Blackstone Weigh $35 Billion Financing for Broadcom(抜粋)

--取材協力:Nick Turner、Claire Ruckin、Dina Bass、Ryan Gould.

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