バンク・オブ・アメリカ(BofA)のマイケル・ハートネット氏率いるストラテジストらは、米国株と金はともに4年連続で2桁の上昇に向かっており、これほど際立った上昇局面は歴史的にもほとんど例がないと述べた。

同チームによると、S&P500種株価指数は年率20%の上昇が見込まれ、金は同30%の上昇ペースとなっている。株式市場で、このような長期にわたる「大幅な」上昇が見られたのは、第二次世界大戦期、その数年後の平和期、そして1995-99年のバブル期に限られるという。金の長期的な上昇は、1970年代のスタグフレーション期に見られた。

ここ数年の米国株の力強い上昇は、主にメガキャップ株やテック株にけん引されてきた。最近では人工知能(AI)への設備投資ブームが新たな押し上げ要因となり、ごく少数の銘柄に支えられた非常に狭い上昇だ。ただ、他の分野にもより強い上昇の兆しが見え始めている。

ハートネット氏のチームによると、米国経済の底堅さを背景に、小型株、新興市場、コモディティーはいずれも「強気の長期的な転換点」を迎えている。コンセンサス予想では、米国経済は今年、名目で5.5%成長し、企業利益は20%増加すると見込まれている。

チームは、次に大きく上昇するのは素材株とみている。このセクターはS&P500に占める割合がわずか2%と約30年ぶりの低水準にあるが、今後は変化しそうだ。資源を巡る地政学的な争い、防衛支出の増加、AI関連の設備投資ブーム、住宅不足への対応といった要因が、素材セクターを「新たな強気相場の主役」に押し上げるという。

原題:BofA’s Hartnett Says US Stock Gains Have Rarely Been This Strong(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.