4月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は2カ月連続で市場予想を上回る伸びとなった。失業率は4.3%で前月と変わらず。

同統計を受けた市場関係者のコメントは以下の通り。

◎バーナム・フィナンシャル・グループのクリス・カンピツィス氏:

8日に発表された堅調な米雇用統計は、労働市場が再び拡大し始めた初期段階にあることを示している。雇用は経済の生命線であることから、経済や株式市場にとって歓迎すべきニュースだ。

◎PGIMフィクスト・インカムのポートフォリオマネジャー、マイケル・コリンズ氏:

これは米連邦準備制度理事会(FRB)内の膠着(こうちゃく)状態を固定化し、当面は無期限に政策を据え置く姿勢であることを裏付けるものだ。

◎ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのリンゼイ・ロズナー氏:

利下げの可能性を高めるような統計ではない。

労働市場が軌道に戻ったように見える中、連邦準備制度理事会(FRB)は今後、インフレ上振れリスクの抑制に重点を移すだろう。堅調な経済指標とインフレにより、当面の金融緩和の可能性はほぼ消えたとみられるが、エネルギー価格や中東情勢の動向次第では変わり得る。

◎ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザッカレリ氏:

経済は、悲観論者が言っているよりはるかに良好だ。

原油価格の上昇や根強いインフレ、金利の高止まりといった逆風は多いが、それでも労働市場は雇用を拡大している。

◎バンク・オブ・アメリカ(BofA)の為替ストラテジスト、アレックス・コーエン氏:

統計は良好だが、素晴らしいというほどではない。賃金や労働参加率を考慮すると強弱が混在している。

非農業部門雇用者数は失業率に比べると、連邦準備制度理事会(FRB)でさほど重視されていないとも言えるだろう。この数字は差し迫った利上げを意味しない。

◎マネックスの為替トレーダー、アンドルー・ハズレット氏:

地政学は今もなお主要な材料であり、労働市場よりインフレの方が差し迫った懸念材料といえよう。

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