5人感染を正式確認 死亡の夫婦“げっ歯類”接触か
日本人1人を含む乗客乗員約150人は、いまも大西洋に残されたままです。

ハンタウイルスによる集団感染の疑いがあるクルーズ船「MVホンディウス号」。

クルーズ船の乗客(6日)
「みなさんこんにちは。私達はまだ船に乗っていて、カーボベルデ沿岸にいます。みんな元気だ、安心して」

WHOは先ほど、これまでに5人の感染を確認し、ほか3人に感染の疑いがあると発表。このうち3人が死亡しています。
1人目はオランダ人の男性(70)で発熱や下痢などの症状が出た後、4月11日に亡くなりました。その後、死亡したオランダ人男性の妻も不調を訴えて下船しましたが、容体が悪化し、死亡しました。
こうした中、オランダ保健省はオランダの航空会社の客室乗務員がハンタウイルスに感染した疑いがあると発表。死亡したオランダ人女性と短時間接触していたということです。乗務員の症状は軽いとみられ、病院で検査を受けているといいます。
6日には、感染の疑いがある乗組員2人と乗客1人が下船。WHOのSNSには、防護服に身を包んだ患者が運ばれている様子が投稿されています。

感染はどこで起きたのか。ハンタウイルスは、ネズミなどげっ歯類のフンや尿への接触で感染しますが、「アンデス株」は、まれにヒトからヒトへの感染が起こることが分かっています。
南米アルゼンチンの保健省は、ハンタウイルスの感染源を特定するための調査を開始。AP通信はアルゼンチン当局者の話として、死亡したオランダ人夫婦が乗船前、アルゼンチン南部でバードウォッチングをしていた際にウイルスに感染したとする政府の仮説を報じています。
夫婦はゴミ埋立地を訪れ、そこでげっ歯類に接触した可能性があるということです。