ASEAN=東南アジア諸国連合の首脳会議が8日、フィリピンで始まりました。東南アジアは中東情勢の悪化で大きな影響を受けていて、原油の確保などエネルギー危機への対応が主な議題となります。

フィリピンのセブ島で開幕したASEAN首脳会議では、中東情勢をめぐるエネルギー問題への対応策を中心に各国が議論を交わしています。

原油の多くを中東からの輸入に依存する各国の首脳は、燃料価格の高騰といった影響が広がっていることを受け、共同で声明を取りまとめる予定で、ロイター通信によりますと、ホルムズ海峡の開放などを求める見通しだということです。

また、加盟国の間で石油を融通し合う「ASEAN石油安全保障協定」の早期の運用に向けても取り組むとみられます。

首脳会議を含む一連の会議は当初、5日間の日程でしたが、議長国のフィリピンがエネルギー非常事態を宣言したため、例年より短縮されました。

中東情勢に議論が集中することで、ミャンマーの情勢や南シナ海の領有権問題など、地域の重要な懸案についての議論が進展しない可能性もあります。