米投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は、個人投資家をプライベートクレジットに誘導してきた金融アドバイザーやその他の仲介業者に対し、厳しい疑問を投げかけた。顧客の利益だけでなく、高額な手数料が動機となっていた可能性があると示唆している。

同氏は6日、ロサンゼルスで開催されたミルケン研究所グローバルカンファレンスで「目論見書にはゲーティング(解約制限)の仕組みが記載されていたのは明らかだが、金融仲介業者の中には、もちろん全てではないものの、相当数がそれを説明していなかったのではないかとの印象を持っている」と述べた。

さらに「これらの商品は不透明なままで、詳細も十分に説明されてこなかった」とし、「だからこそ誰もが資金の引き揚げを求めている。最終的に損失を抱え込むのは自分たちかもしれないと気付き始めているためだ」と語った。

プライベートクレジット運用会社はこのところ、解約請求急増への対応に追われている。ミルケン研究所グローバルカンファレンスなどでは、流動性の低い商品を広く個人投資家に販売してきたことの是非や、少なくともその販売のあり方が適切だったのかについて疑問の声が上がっている。

ガンドラック氏は現在のプライベートクレジット市場について、ドットコム時代や住宅ローン担保証券(MBS)、その他のデリバティブのブームとその後の崩壊のサイクルになぞらえた。

そのうえで「ドットコムや住宅ローン市場の時のようにデータが頻繁に表に出てくるわけではないため、今回は興味深い局面になる」と指摘。「どこまでがシステミックと言えるのかは分からないが、ここでは損失を被る人が出るだろう」と語った。

原題:Gundlach Warns Investors Will Lose Money on Private Credit Funds(抜粋)

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