(ブルームバーグ):中国は自動運転車の新規許可を停止したことが、事情に詳しい関係者の話で分かった。先月には武漢で百度のロボタクシー「Apollo Go(アポロ・ゴー)」が突然停止し、乗客が取り残され交通が混乱する問題が起きた。
これを受け、中国工業情報省(MIIT)を含む3政府機関は今月、ロボタクシーを展開する都市や自動運転の実証実験を行っている都市の当局者を集めて会合を開いたという。規制当局は各自治体に対し、同様の事態を防ぐため総点検と安全監視の強化を求めた。関係者は公に話す権限がないとして匿名を条件に語った。
新規許可の停止により、自動運転企業はロボタクシーの追加投入や新たな試験プロジェクトの開始、別の都市への進出ができなくなるという。停止期間は不明だ。
29日の香港市場で百度の株価は一時3.9%下落した。競合のロボタクシー企業である小馬智行(ポニー・エーアイ)と文遠知行(ウィーライド)もそれぞれ約2%下げた。
今回の措置は急成長する業界にとって打撃となる。東呉証券の分析によれば、同分野の市場規模は2030年までに831億元(約1兆9400億円)に達すると見込まれている。中国企業は自動運転技術の世界展開で先行しており、米アルファベット傘下のウェイモなどと競争を繰り広げている。
MIIT、公安省、交通運輸省にファクスでコメントを求めたが、回答はない。百度の広報担当者にも電子メールで問い合わせたが、今のところ返答はない。
原題:China Suspends Autonomous Driving Permits After Baidu Outage (1)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.