(ブルームバーグ):スマートフォン用半導体メーカーで世界最大級の米クアルコムの株価が27日に一時8.2%高となった。テクノロジー業界で注目されるアナリストが、同社とOpenAIがスマートフォン向け半導体開発で協力していると指摘したことが材料視された。
TFインターナショナル・セキュリティーズのアナリスト、郭明祺(ミンチー・クオ)氏はXへの投稿で、自身の最新の業界調査によって、OpenAIが台湾の聯発科技(メディアテック)およびクアルコムと協力してスマートフォン向けプロセッサーを開発していることが明らかになったと指摘した。さらに、中国の立訊精密工業(ラックスシェア)が「システム共同設計および製造を担う独占パートナー」として関与していると付け加えた。
立訊精密の株価は27日の深圳市場で一時10%上昇。iPhoneのメーカーであるアップルの株価はニューヨーク市場で一時2.2%安となった。
クオ氏によると、「仕様およびサプライヤーは2026年後半」、または27年第1四半期までに決まる見込みだが、量産開始は28年となる見込み。
クアルコムとOpenAI、メディアテック、ラックスシェアの広報担当者は、ブルームバーグのコメント要請に対し、いずれも現時点で回答していない。
クアルコムの株価は他の半導体銘柄と比べ、年初来のパフォーマンスがさえない。弱さの背景には、AIデータセンター構築に伴うメモリー需要の急増がある。この影響で、消費者向け電子機器メーカーは供給制約と価格上昇に直面している。同社は29日の米株式市場の取引終了後に1-3月(第2四半期)決算を発表する予定だ。
原題:Qualcomm Gains on Report It’s Working With OpenAI on Phone (1)(抜粋)
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