下院議長が決まらない異常事態が続いているアメリカ議会で先ほど、議長を選出する8回目の投票が行われましたが、またも決まりませんでした。

アメリカ議会下院では、議長を選ぶ投票で多数派の共和党の票が割れ、共和党を率いるマッカーシー院内総務が必要な過半数を得られない異例の事態が続いています。

5日、3日目となる議長選びが始まり、通算で7回目と8回目の投票が行われましたが、マッカーシー氏に批判的な共和党の保守強硬派20人が造反を続け、議長は決まりませんでした。

アメリカメディアによりますと、造反組は影響力を高めようと委員会のポストを求めたり、議長の解任をしやすくできるルール改定を求めたりしているとみられ、共和党内での説得や交渉が行われたものの、不調に終わった模様です。