イギリスのチャールズ国王の次男・ヘンリー王子が10日に出版予定の自叙伝の中で、妻・メガン妃の振る舞いなどをめぐって兄のウィリアム皇太子と言い争いになり、暴力を振るわれたと主張しました。

イギリスのガーディアン紙は5日、10日に出版予定のヘンリー王子の自叙伝の内容を事前に入手したとして、その一部を報じました。

それによりますと、ヘンリー王子がメガン妃と結婚した翌年の2019年、兄のウィリアム皇太子が当時、ヘンリー王子夫妻が住んでいたロンドンの自宅を訪れ、メガン妃について「気難しく、無礼で、不愛想だ」と指摘。

2人は怒鳴りあいとなった末、ウィリアム皇太子がヘンリー王子の襟首をつかんでネックレスを引き裂き、床に押し倒す事態になったということです。ヘンリー王子は背中に擦り傷やあざができたと訴えています。

ウィリアム皇太子はいったん立ち去ったものの、その後、戻ってきて後悔した様子で謝罪したとしています。

ヘンリー王子夫妻は王室の中心メンバーから離脱し、現在、アメリカに移住していますが、先月にもアメリカの動画配信大手の番組で王室を批判するなどたびたび物議を醸しています。