(ブルームバーグ):米シェブロンのマイク・ワース最高経営責任者(CEO)は、ベネズエラの石油政策の変更について、外国投資誘致に向けた前進の兆しだと評価する一方、さらなる措置が欠かせないと指摘した。
同氏はCBSの番組「フェイス・ザ・ネーション」で、「状況は前向きな方向に進んでいる」としつつ、「まだ課題はある。望ましい規模の投資を呼び込むには十分とは言えないだろう。進展はあったと私は考えている」と語った。
同氏はトランプ政権のベネズエラ政策に対する信頼を示した。米国が1月に当時のマドゥロ大統領を排除した後、デルシー・ロドリゲス氏が暫定大統領に就任。マドゥロ氏の拘束から数週間以内に、ベネズエラは長年続いた国家主導の石油政策を見直し、投資家の誘致を図った。
首都カラカスでロドリゲス暫定大統領と先週会談した米石油業界幹部のグループは、投資先としてベネズエラが安全だとの確約を求めた。トランプ大統領がベネズエラでの石油生産再開を呼びかける中、シェブロンなど大手にとどまらず、米国の石油会社の間でベネズエラへの関心が広がりつつあることを示している。
「ベネズエラでの石油生産が増えれば、米国のエネルギーの安定性と供給を改善できる」と同氏は述べた。
同氏はまた、ベネズエラでは多くの熟練労働者が国外へ流出したために石油産業の人材基盤が弱体化しており、大規模な回復の成否は、流出した人材が国内へ戻るかどうかが鍵を握ると言及した。この点はベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏も指摘している。
トランプ政権が先週、エネルギーコスト上昇への対応策として国防生産法を発動し、エネルギー事業への連邦資金投入を決定したことについて、ワース氏は慎重な見方を示した。
「生産はすぐに再稼働できるものではない」とし、「技術やサプライチェーン、契約、そして人員の移動と動員が必要だ」と述べた。
原題:Chevron CEO Says Venezuela Must Do More for Oil Industry Revival(抜粋)
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