(ブルームバーグ):米ハネウェル・インターナショナルは、中東での戦争が同社の売上高を圧迫しており、とりわけエネルギー業界の顧客にサービスを提供するプロセス・オートメーション部門に影響が出ていると指摘した。
同社は、4-6月期の売上高および利益について、アナリスト予想を下回る見通しを示し、1-3月期に見られた逆風が続くと想定しているとした。税率の上昇も1株当たり利益(EPS)を押し下げる要因になるとしている。
ビマル・カプール最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「ハネウェルは厳しい地政学的環境を進みながら、今年を力強くスタートさせた」と述べた。
ハネウェルの株価は23日、前日比2.6%安で取引を終えた。22日までの年初来では13%上昇し、S&P500種株価指数の上昇率4.3%を上回るパフォーマンスを見せていた。
同社はまた、事業分割の一環として、倉庫・ワークフロー・ソリューション事業を、投資会社アメリカン・インダストリアル・パートナーズに売却することで合意した。金額は公表していない。今週2件目の事業売却となり、20日には生産性ソリューション・サービス事業をブレイディに売却すると発表した。
ハネウェルによると、いずれの取引も今年後半に完了する見込み。航空宇宙部門のスピンオフ(分離・独立)は6月29日に予定されている。
カプール氏は、過去数年間にわたる一連の取引を経て、同社が航空宇宙とオートメーションの両分野において、独立した企業として有利な立ち位置を整えているとした。
ハネウェルの1-3月期売上高は91億ドル(約1兆4500億円)と、アナリスト予想平均の93億ドルを下回った。紛争による約0.5%の影響があったと説明した。
調整後のEPSは11%増の2.45ドルとなり、市場予想を上回った。
4-6月期は、売上高に約1%の影響を見込んでおり、その大半はプロセス・オートメーション部門によるとした。EPSの見通しは2.35-2.45ドルと、市場予想の2.56ドルを下回る。
ハネウェルは、通期の売上高見通しを388億-398億ドルで据え置き、為替変動や買収、事業売却などを除いたベースの増収率予想については3-6%とした。調整後EPSは6-9%増の10.35-10.65ドルを見込む。
営業キャッシュフローは44億-47億ドルの範囲を見込んでおり、フリーキャッシュフローの予想は53億-56億ドルに据え置いた。
原題:Honeywell Says War in Middle East Hits Sales, Profit Outlook (3)(抜粋)
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