(ブルームバーグ):第一三共株は24日、一時前日比10%安の2510円を付けた。2022年3月以来の日中安値。27日に予定していた前期(26年3月期)の決算発表を5月11日に延期すると、24日に発表した。がん治療薬などの供給計画の見直しに伴い、製造委託先との契約に関わる損失補償引当金の合理的な見積もりに、追加的な検討が必要だという。
事業環境の変化を踏まえてオンコロジー製品群と開発品の供給計画を見直したという。あわせて5月19日に予定していた第6期中期経営計画の発表も5月11日に変更する。
サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト曽木美希氏は、「何らかのネガティブな要因があったように理解している」と述べた。どの製品かは明らかでないが、製品の供給計画変更により、製造委託先へのキャンセルフィーが発生する可能性があるようだと述べた。
第一三共は現在、「ダトポタマブ デルクステカン」の肺がんを対象にした治験結果待っている。曽木氏は会社のコミュニケーションは難しい時期だと指摘。「決算と中計を一緒に発表することで、ネガティブなニュースだけではないと印象を良くしたいのではないか」とも述べた。
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