英国のインフレ率は3月に伸びが加速した。イラン戦争に起因するエネルギーコストの急騰が家計を直撃し始めたことが示された。

英政府統計局(ONS)の22日発表によれば、消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.3%上昇。エコノミスト予想に一致した。前月は同3.0%上昇だった。

英国の3月消費者物価・小売物価指数:統計概要(表)

インフレ加速の主な要因は自動車用燃料の値上がりで、8.7%上昇は、月間ベースでロシアのウクライナ侵攻があった2022年以降で最大の伸び率となった。基調的な物価圧力を示す重要な指標であるサービス部門のインフレ率は4.5%と、前月の4.3%から予想外に加速した。航空運賃の変動が影響した。

リーブス財務相は声明で、「これはわれわれの戦争ではないが、家計や企業の負担を押し上げている」と述べた。

物価上昇圧力はガソリン価格にとどまらず、他の日用品やサービスにも波及する恐れがある。7月には国内の光熱費が値上げされると見込まれており、食品のインフレ率が2桁近くに達する可能性もあるという。

原題:UK Inflation Hits 3.3% as War Sends Petrol Costs Soaring (1)

(抜粋)

--取材協力:Mark Evans、市倉はるみ、Joel Rinneby、Rose Henderson.

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