イラン戦争によるエネルギーショックを受けて物価が上昇しているものの、エコノミストらは、イングランド銀行(英中央銀行)が2026年を通じて金利を据え置くとみている。ブルームバーグによるエコノミスト調査でわかった。

調査によると、エコノミストらは、2026年の各四半期の物価上昇率予測を引き上げ、年後半には3.3%でピークに達すると見込んでいる。それでも、英国の政策金利は2027年1-3月期(第1四半期)まで3.75%に据え置かれ、その後同年中に25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが2回行われるとの予想だ。

この調査結果は、市場の織り込みとは一致していない。短期金融市場は、イングランド銀が今年9月までに25bp利上げし、年末までにさらにもう1回の利上げを行う確率を約45%とみている。イランを巡る戦争が始まる前は、市場は利下げを予想していた。

イラン戦争により、英国の国内総生産(GDP)の見通しは弱まっている。ブルームバーグが9-15日に行った調査によると、英国経済は2026年に0.7%、2027年に1.2%の成長が見込まれ、いずれも従来予測を下回っている。

ドイツ銀行の英国担当チーフエコノミスト、サンジェイ・ラジャ氏は「先行きを見ると、成長は緩やかになると予想している」と述べた。また、「経済見通しに対する下振れリスクはやや後退しているものの、私たちの中心的な予測と比べると、経済活動に対するリスクは依然として下方向に偏っていると考えている」としている。

原題:BOE Expected to Hold Rates This Year, Bloomberg Poll Shows(抜粋)

--取材協力:市倉はるみ、Naomi Tajitsu.

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