4月第4週(20-24日)の債券市場では長期金利の上昇(価格の下落)が一服する見込みだ。超長期債の発行減額により20年債入札が強い結果となったことで、需給改善が意識される。

◎東京海上アセットマネジメント債券運用部の海老原慎司チーフ債券ストラテジスト兼グローバル金利運用グループリーダー

  • 中東情勢に大きな変化がなければ、超長期債の需給が良好なため長期金利も落ち着いた動きになりそう
  • 国債の発行が流動性供給入札しかない一方で、日本銀行の国債買い入れが予定されている上、堅調な株価を受けた年金勢のリバランスの債券買いも期待できる
  • 日銀の今月の利上げ観測が後退しているが、6月以降の利上げ期待は維持されており、日銀がインフレに対して後手に回るビハインド・ザ・カーブへの懸念は限定的だろう
  • 新発10年債利回り予想レンジ2.33-2.49%

◎BNPパリバ・アセットマネジメントの木村龍太郎シニア債券ストラテジスト

  • 長期債は月末の日銀金融政策決定会合待ちでボラティリティー(価格変動)の低下が見込まれる。金利上昇は一服したものの、下がりにくいだろう
  • 現在の環境では利上げは難しい。米欧も景気に配慮しており、日銀が利上げを見送ってもビハインド・ザ・カーブに陥るリスクはそれほど高くない
  • 植田和男総裁が会合後の記者会見で6月利上げへの意欲を示せば、超長期債の需給もしっかりしているため、利回り曲線のフラット(平たん)化トレードに弾みが付く
  • 新発10年債利回り予想レンジ2.38-2.48%

国債入札

日銀オペ

主な材料

  • 20日:日銀の生活意識に関するアンケート調査
  • 21日:米上院銀行委員会でウォーシュ次期FRB議長の指名公聴会開催
  • 21日:3月の米小売売上高
  • 23日:Bloomberg New Voices イベント(東京国立近代美術館)で片山さつき財務相・金融担当相インタビュー
  • 24日:3月の全国消費者物価指数(CPI)

--取材協力:深瀬敦子.

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