(ブルームバーグ):米ワシントン訪問中の片山さつき財務相は現地時間16日夜(日本時間17日朝)、中東情勢の緊迫化を受けて原油や金融市場で大きな変動が見られるとし、極めて高い緊張感を持って市場動向を注視していると語った。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議終了後に記者会見した。
片山財務相は、原油先物市場の動きが為替市場にも波及していると指摘。原油や石油製品のサプライチェーン(供給網)で供給の混乱が生じていると述べ、「目詰まりなく流れるような支援へ万全を期す」との認識を示した。
その上で、アジア向けのエネルギー供給体制の強化や供給源の多様化、中東産油国の生産力回復を支援するため国際協力銀行(JBIC)に最大約6000億円の支援枠を創設することを発表した。期限は2026年5月から27年3月までを想定している。
外国為替市場の円相場は1ドル=159円20銭付近で推移。原油価格の高止まりや日本銀行の利上げ観測が後退していることが重しとなっている。片山財務相の発言に対して大きな反応はなかった。
他の発言
- 中東情勢の緊迫化、米国からは長引かないという説明
- 一部の国による過剰生産、他国の物価や雇用にマイナス
(為替市場の動向を追加して更新しました)
--取材協力:氏兼敬子.
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