アメリカとイランの交渉を仲介するパキスタンのシャリフ首相は、15日からサウジアラビアなど中東諸国を歴訪しています。戦闘終結に向けたアメリカとイランの協議について、各国と調整を図るものとみられます。

パキスタンのシャリフ首相は15日、サウジアラビアを訪れ、事実上の最高権力者であるムハンマド皇太子と会談しました。

シャリフ首相は声明で、イランの攻撃によりエネルギー関連施設に被害が出たサウジアラビアの「忍耐と自制に揺るぎない連帯と感謝の意を表明した」と強調しました。また、アメリカとイランの和平交渉の進展などについて、ムハンマド皇太子と意見を交わしたということです。

パキスタンはサウジアラビアとの間で相互防衛協定を結んでいて、アメリカとイランの仲介を進める背景には、両者の戦闘に巻き込まれたくないとの考えもあるとみられます。

パキスタン政府によりますと、シャリフ首相は18日までカタールとトルコも訪問する予定で、アメリカとイランの戦闘終結に向けた協議について各国と調整を図るものとみられます。